歩いている女性に原付きバイクで近づき、バッグをひったくったとして、警視庁捜査3課は9日、窃盗容疑で住居不詳、無職須原城容疑者(33)を逮捕した。
「弁護士と相談してから話す」と認否を留保しているという。同様の被害が8月以降、東京23区のほぼ全域で計102件(被害総額580万円相当)発生しており、同課が関連を調べている。
逮捕容疑は11月23日午後2時5分ごろ、東京都練馬区桜台の路上で、徒歩で帰宅中の女性会社員(55)に後方から原付きバイクで近づき、現金約6万5000円入りの財布などが入った手提げバッグ(2万5000円相当)をひったくった疑い。
同課によると、102件のうち100件は17〜71歳の女性が被害者で、徒歩か自転車で通行中だった。1人は軽傷を負った。
同課によると、東京23区内で8月以降、ミニバイクで徒歩や自転車の女性を狙うひったくりが100件以上発生しており、被害は現金約230万円、バッグなど約1千点(約350万円相当)に上っている。犯行の手口などから、同課は須原容疑者が関与していた可能性が高いとみて捜査している。
スクーターを使い、50件以上のひったくりを繰り返していたとみられる男が警視庁に逮捕された。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、東京・板橋区に住む職業不詳・須原城容疑者(26)。警視庁によると、須原容疑者は6日午後8時ごろ、東京・練馬区の路上で、自転車で帰宅途中の女性(47)の背後からスクーターで近づき、現金約2000円が入ったバッグなどをひったくった疑いが持たれている。
警視庁の調べに対し、須原容疑者は黙秘している。警視庁は、このほかに50件以上、被害総額200万円に上る余罪があるとみて調べている。
第二百三十五条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
第二百三十六条 暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した者は、強盗の罪とし、五年以上の有期懲役に処する。