◆ 「ブラックボックス展」主催者を提訴

何にも展示されてへん真っ暗闇を1000円払って歩くのを「ブラックボックス展」って言うんか。

何も展示されてへんだけなら、まだええけど、そこには痴漢が待ってると。

色んな事を考える奴がおるもんですな。

演出の一環で真っ暗になっていた「ブラックボックス展」の会場で痴漢被害に遭ったと訴える女子大学生(22)が、展覧会の主催者とギャラリーを相手取って、約1100万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こした。提訴は12月27日付。(泉谷 由梨子 / ハフポスト日本版)

訴状によると、女子大学生は暗闇で突然、見えない相手に強制的に抱き寄せられ、キスされたため、恐怖と屈辱感でPTSDになったと被害を訴えている。そして、主催者やギャラリーは犯罪を防ぐ義務があったのに、それを怠ったと主張している。

ブラックボックス展とは
問題とされた展覧会は、東京・六本木のギャラリーで2017年5~6月に開催された「ブラックボックス展」。会場は、真っ暗闇の何もないギャラリーで、特に何かが展示されているわけではなかった。来場者は説明もないまま、暗闇の空間に案内され、中をさまようことになる。

しかし、この展覧会はネット上の口コミで、最終日には行列で6時間以上待ちとなるほどの人気を呼んだ。

口コミを広げた「仕掛け」

展覧会への来場者に対し、主催者である「なかのひとよ」氏は、次のようなルールを突きつけていた。

・展覧会の期間中は、その内容を第三者に言わないこと。

・ただし、展覧会を「絶賛する」もしくは「酷評する」感想は、ネット上に書いてもよい。

・その際には、事実と異なる「嘘の展示内容」を連想させるような投稿をしてもよい。

その結果、ネット上には、賛否両論、思わせぶりな発言が相次いで投稿されることになった。これが、実際に見てみたいという好奇心を刺激した。

被害にあった女子大学生も、そのような口コミを見て、興味をそそられたうちの一人だった。




ネット上の口コミでも、そんなよく分からんもん行くわ。

まぁ、最初は無料やったみたいやけど。

それも、作戦なんやろな。

で、被害者のブログが…

ブラックボックス展マジで死ねよ

ブラックボックス展に行った。

端的に言うが、真っ暗闇の部屋で痴漢された。

以上。

それ以上でも、以下でもなかった。

詳細に書くが、暗闇で痴漢された話でしかない

6月17日土曜日。

ブラックボックス展が最終日だというので、クソ暑い中5時間並んできた。

一緒に並んでいた友人は、並んでいる途中でスタッフのゴツい黒人に肩を叩かれて列から排除された。

喋る相手もいなくなって暇だなと思いながら、ようやく入り口へたどり着く。

どういう基準なのかよくわからないが、ゴツい黒人がTinderのごとくパッパッと入場者を選別する。

わたしは通された。

入場料の1000円を支払い、ネタバレ禁止の誓約書にサインする。

案内にしたがって階段を上り、黒いカーテンの奥へ進むと真っ暗闇な部屋だった。

何も見えない。部屋の広さも分からない。

「あ〜こういう感じか(笑)暗闇の中で五感を研ぎ澄ませる系の体験型アートね(笑)」と心の中で半笑しながら壁伝いに歩き進む。

しばらく他の客と手と手が触れ合うなどしながら、「これで終わりか、クソ展示じゃんつまんね」と思っていた。

また誰かと手が触れた。その瞬間、手をぎゅっと握られて力強く抱き寄せられる。

顔をまさぐられて唇の場所を確認された上で、キスをされた。

硬い髭跡が顔に擦れて、男の人だと思った。

逃げようにも腰をぐいと引き寄せられていて離れられない。

そのまま片手で胸を揉まれた。髪を撫でられ、耳を舐められた。

ようやくの思いでその誰かの腕から脱出し、壁伝いに出口の方へ逃げた。

たったそれだけだった。

この痴漢が展示側の意図していたものだったのか、想定外のものだったのかさっぱり分からない。

意図していたのだとしたら、マジで死んで欲しい。

想定外だとしても、死んで欲しい。

もしかしたらわたしが見つけられなかっただけでさらに奥に別の部屋があったのかな。

それとも何か面白いメッセージとかあったのかな。

いずれにせよ、わたしには何にも見つけられなかった。

長居すればするほど知らない人から体をまさぐられるので、とにかくさっさと出たかった。

誰か何か見つけた人がいたら、きっと我慢強い人なんだろうな。

わたしは無理だった。

わたしの感想は、ただただ「痴漢キモいブラックボックス展死ね」に尽きる。

以上。


入場者の選別までやっとるんやな。

その選別の様子が…

#ブラックボックス展 アルテマレベル究極奥義『逆・鑑賞者の選別』。 pic.twitter.com/kLAwkh8can

— HITOYO NAKANO (@Hitoyo_Nakano) 2017年6月17日


で、主催者側は…

Hitoyo Nakano BLACK BOX

「ブラックボックス展」について

この度は弊ギャラリーが主催しました「なかのひとよ|BLACK BOX」(ブラックボックス展)に関してインターネット上で多くの皆様をお騒がせ致しておりますこと、またご心配をおかけ致しておりますことについて、心よりお詫び申し上げます。

会期中はスタッフを増員し、常に会場に待機することは無論、来場者からご指摘をいただいた際にはその都度注意を促し、展示会場内を定期的に巡回するなどして安全確保に可能な限りの体制を敷いておりました。しかし、残念ながら我々が予期せぬ来場者による様々な行為(床のタイルを剥がす、壁を執拗に叩く、ドアを無理やり開けようとする等)があったことは事実として確認しております。

現在に至るまで直接ギャラリーに具体的な被害を申し立ていただいた事例はございませんが、それ以外にも問題行為があったとするならばそれは誠に遺憾であり、警察担当者のご協力のもと事実の究明を急いでおります。

何か少しでも手がかりになる情報をお持ちの方は以下の連絡先までご一報ください。

info@as-axiom.com 当ギャラリーは「実験」と「犯罪行為」は明確に線引きし、お客様の安心・安全を侵害する諸 行為に対していかなる許容も致しません。


主催者側は関係ないけど、予期せぬ来場者が不法行為をしたので一応謝っときますってか。

選別しといて「予期せぬ」は通らんやろうし、そもそも、その痴漢は暗視ゴーグルとか何かしら暗闇を見えるもんをつけてるはずなんで、通常の来場者には携帯のライトすら禁止してるんやから、それはもう仕込み以外にあり得んやろ。

完全にグルですな。

で、警察は…

警察の捜査は難航した。麻布署からは7月11日、痴漢をした人物が誰かわからないので「捜査を打ち切った」と連絡があったという。


暗闇なんやから、そりゃどうしようもないわな。

って事で…

以下、「ブラックボックス展」被害者連絡会の代表者としてツイートします。
昨日27日、東京地方裁判所へ松田将英(「なかのひとよ @Hitoyo_Nakano)の名で活動)、吉井仁実(ART & SCIENCE GALLERY LAB AXIOM運営者)を共同被告として東京地裁へ損害賠償請求訴訟を提起しました。

— Yuichiro Mori (@Y_Mohrey) 2017年12月28日


「ブラックボックス展」被害者連絡会

「『ブラックボックス展』被害者連絡会」とは、

 ART & SCIENCE gallery lab AXIOM(港区六本木)にて
2017年5月上旬から6月17日まで開催されていた「ブラックボックス展」において
暴行・痴漢等の被害に遭った方々が今後の対応について協力するための連絡会です。

本連絡会は、被害者の友人等の支援者有志によって結成・設置され、
すでに複数名の被害者が参加し、実際に話し合いを開始しております。

本ウェブサイトでは、同様の被害を受けられた方からの
ご相談および連絡会へのご参加を受け付けるほか、

これまでの「ブラックボックス展」関連の報道や進展についてご紹介しております。


被害者を集めて損害賠償訴訟と。

まぁ、こういうのは損害賠償もやけど、顔写真と名前を公開して、社会的制裁を加えるのが効果的やろな。

警察は手を出せんみたいやし。

何にしても、かなり悪質なんで、この胡散臭い主催者を駆逐して欲しいもんです。




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