生後3カ月の長女を揺さぶって脳内出血などで重体に陥らせたとして、埼玉県警捜査1課は24日、県警熊谷署地域課の生井力巡査(25)を傷害容疑で逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は22日昼ごろ、さいたま市北区宮原町4の自宅アパートの一室で、長女に揺さぶるなどの暴行を加え、脳内出血と眼底出血などのけがをさせたとしている。生井容疑者は「泣きやまないことから、感情が噴出してしまった。10回程度揺さぶった」と供述しているという。
県警によると、生井容疑者は妻(24)と3人暮らし。事件当日は休日で、自宅で長女と2人きりだったという。生井容疑者は22日午後1時55分ごろ、「子どもが過呼吸のようだ」と119番し、長女は病院に運ばれた。
アンガーマネジメント(Anger management)とは、怒りを予防し制御するための心理療法プログラムであり、怒りを上手く分散させることができると評価されている。怒りはしばしばフラストレーションの結果であり、また自分にとって大事なものを遮断されたり妨害された時の感情でもある。怒りはまた、根底にある恐れや脆弱感に対する防衛機制でもある。アンガーマネジメント・プログラムでは、怒りは定義可能な理由によって生じる、論理的に分析可能な強い感情であり、適切な場合には前向きにとらえてよいものだと考えられている。