14日午前9時55分頃、三重県伊勢市楠部町の伊勢神宮の外宮(げくう)と内宮(ないくう)を結ぶ県道で、路線バスのミラーが歩道上に立つ石灯籠(高さ2・5メートル)に接触した。
灯籠は上部が落下して歩道にいた同市神田久志本町、無職西沢政信さん(81)に当たり、西沢さんは頭などを打って死亡した。バスの乗客約10人や運転手にけがはなかった。
県警伊勢署の発表によると、路線バスはバス停で停車しようとして歩道に寄った際、左側のミラーが石灯籠に接触したという。
石灯籠は約60年前、民間団体が市内に設置。団体が解散後は道路占用許可の期限が切れ、老朽化が進んで安全性が問題となっていた。