7日に新潟市のJRの線路内で小学生の女の子の遺体が見つかった事件で、女の子は事件当日の朝、「黒い服を着てサングラスをかけたおじさんに追いかけられた」と友達に話していたことが市の教育委員会などへの取材でわかりました。
警察は、現場周辺で不審者に関する情報が複数、寄せられていることから、事件と関連があるか調べています。
7日午後10時半ごろ、新潟市西区のJR越後線の線路内で、近くに住む小学2年生、大桃珠生さん(7歳)が普通電車にはねられ、遺体で見つかりました。
警察は、電車にはねられる前に首を絞められるなどして殺害された疑いがあるとして、殺人などの疑いで捜査を進めています。
新潟市教育委員会によりますと、死亡した大桃さんは事件当日の7日朝、小針小学校へと登校していた際、「黒い服を着てサングラスをかけたおじさんに追いかけられた」と、同じクラスの友達に話していたということです。
こうした情報は、その日の夕方に母親から「娘が帰って来ない」と電話があったことを受けて、学校側が同じクラスの友達から話を聞いた結果、初めてわかったということです。その後、速やかに警察に連絡したということです。
大桃さんは、その日の午後3時すぎに友人などと一緒に下校し、学校から300メートルほどの踏切の手前で友人と別れた後、行方が分からなくなっていました。
警察は、現場周辺で不審者に関する情報が複数、寄せられていることから、事件と関連があるか調べるとともに、何者かが別の場所で殺害したあと、線路内に遺体を遺棄したとみて捜査しています。