世界最強(?)の「ビッグマック」マニアとして知られるドン・ゴースクさん(64)が今月4日、地元の米ウィスコンシン州フォンデュラクのマクドナルドで3万個目のビッグマックを食べた。
元刑務官のゴースクさんは1972年5月17日からビッグマックを1日平均2個、食べ続けている。
「ビッグマックを世界で最も多く食べた人間」として2016年にはギネス世界記録に登録され、04年に公開された米ドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」にも出演していることで有名だ。
3万個のマイルストーン突破は世界的に注目され、4日には地元の人々やメディアはもちろん、世界中のメディアがその瞬間を取材するために、フォンデュラクのマクドナルドに集まった。写真は3万個目のビッグマックを味わうゴースクさん。英テレビ局「スカイ・ニューズ」がツイッターで公開した動画のひとコマだ。
ご存じのようにビッグマックは、2枚のビーフパテ、レタス、チーズ、ピクルス、玉ネギを3層にカットしたバンズではさみ、特製ソースをかけたハンバーガー。マクドナルドによると、1個で563カロリー、28グラムの脂肪を含んでいる。食事の90%はビッグマックだというゴースクさん、健康状態は大丈夫なのか?
■食べなかったのは2日だけ
6日付の米紙「ニューヨークポスト」(電子版)の記事で、ゴースクさんは「馬みたいに健康さ。体重は190ポンド(約86キロ)、コレステロール値は165だ。平均より良い数値だよ」と語っている。そういえば、16年12月に亡くなったビッグマックの考案者ジム・デリガッティ氏の享年は98歳だった。結局、健康や寿命は個人差が大きいということか?
ちなみに72年からこれまでに、ビッグマックを食べなかった日は、たったの2日。88年に母親が亡くなった日と、旅行先でどうしてもマクドナルドが見つけられなかった94年8月13日だ。母親からは「ビッグマックを食べなかった日に亡くなったと覚えておいて」と頼まれたという。