大阪府高槻市は19日、登校中だった三宅璃奈さん(9)が死亡したブロック塀の倒壊事故を受けた学校施設の緊急点検の結果、建築基準法に違反するブロック塀が複数見つかったと発表した。
市は謝罪し、早急に対応するとしている。
事故があった市立寿栄小学校のブロック塀は高さ約3.5メートルで、建築基準法の上限(2.2メートル)を超え、補強する「控え壁」も設けていなかったことが分かっている。
市がほかの小中学校について緊急点検をした結果、控え壁がなかった事例が複数あった。市は生徒が近寄らないよう応急措置をした。補強や取り壊しなどの対応を検討する。
浜田剛史市長は同日夜、会見し「結果に驚いている。早急に原因を解明する」と話した。