映像ニュースはコチラ↓17日正午ごろ、愛知県豊田市の市立梅坪小学校の教室で、小学1年の男子児童(6)が倒れ、病院に運ばれたが、午後1時前、死亡が確認された。市によると、死因は熱射病(熱中症)という。児童たちは午前中、校外学習に出かけた後、午前11時半ごろに戻ったという。
連日猛暑が続いている。テレビや雑誌では暑さ対策の記事が目白押しだが、とりわけ熱中症対策は毎夏定番の話題である。それも当然で、共同通信によるとこの海の日三連休の間だけでも熱中症とみられる症状で5000人以上が救急搬送され、搬送当日に10名以上が亡くなったという。
熱中症は暑さや激しい運動で体内の水分や塩分が不足し、体温調節ができなくなる状態だ。けいれんや頭痛、吐き気などを引き起こし、死に至ることもある。室内でも起こり、体温調節が鈍くなりがちな高齢者や、子どもはより注意が必要だ。
熱中症を防ぐには、暑さを避け、こまめに水分や塩分をとることが大切だ。水分補給は塩分を含むスポーツドリンクなどが望ましい。室温は冷房などで28度前後に保ち、外出時は帽子や日傘を使う。環境省は、全国各地の熱中症の起きやすさを数値化した「暑さ指数」を熱中症予防情報サイトで公開しており、リスクの目安となる。
http://www.wbgt.env.go.jp/ 熱中症が疑われる人がいたら、まず呼びかけに応じるかを確認。意識があってもなくても日陰など涼しい場所で、太い静脈がある首のつけ根やわきの下、太もものつけ根などを氷や冷やしたペットボトルなどで冷やす。意識があれば水分や塩分を補給する。意識がない、言動がおかしいなどの場合はすぐに救急車を呼ぶ。