12日、島根県大田市の国道で、広島県から旅行に来ていた中学2年の男子生徒2人がトラックにはねられ、1人が死亡、1人が大けがをしました。警察はトラックの運転手を過失運転傷害の疑いで逮捕し、事故の状況などを調べています。
12日午前9時ごろ、島根県大田市五十猛町の国道9号線で、いずれも広島県三次市に住む中学2年の男子生徒2人がトラックにはねられました。
2人は病院に運ばれましたが、このうち永井陸さん(13)が体を強く打ってまもなく死亡したほか、もう1人の13歳の男子生徒も腕や足の骨を折る大けがをしました。
現場は、日本海に沿って東西に走る片側1車線の直線道路で、警察によりますと2人は道路脇に立っていたところをはねられたということです。
警察は、トラックを運転していた会社員の荻野光隆容疑者(34)を過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しました。調べに対し、「止まっていた前の車に気付くのが遅れて、よけようとハンドルを左に切ったらはねてしまった」などと供述しているということです。
警察は今後、容疑を過失運転致死傷に切り替え、事故の状況などを詳しく調べることにしています。
はねられた中学生2人は家族どうしの旅行で大田市を訪れていて、12日は海に遊びに来ていたということです。