奈良県警捜査1課と生駒署は19日、小学3年生の長男の頭を拳で殴るなどして死亡させたとして、同県生駒市生駒台南、歯科技工士、岡田剛容疑者(36)を傷害致死容疑で逮捕した。「頭を殴りつけたことに間違いありません」と供述しており動機などを調べている。
同署によると、逮捕容疑は17日ごろ、自宅で長男勇心(ゆうしん)さん(8)を殴って死亡させたとしている。18日朝、岡田容疑者が「息子が息をしていない」と119番し、さらに消防が警察に通報した。
勇心さんに目立った外傷はなかったが、19日の司法解剖で頭部左側に陥没骨折があり、脳内出血していたことが判明した。死亡推定時刻は18日午前4時ごろだった。
岡田容疑者は妻と勇心さんとの3人暮らし。近所に住む60代の女性は勇心さんについて「『おはよう』『こんにちは』とあいさつしてくれた。元気な姿を見たばかりなので、亡くなったなんて想像がつかない。可哀そうだ」と話した。