宮城県美里町の県道脇の歩道で22日午前0時ごろ、男性が自転車のハンドルを握り立ち尽くしているのを車で通り掛かった人が発見し、宮城県警に通報した。男性は頭から血を流しており、頭蓋骨骨折の重傷だった。遠田署は事件の可能性があるとみて、男性の身元の確認を急いでいる。共同通信が報じた。
県警によると、男性は60歳ぐらいで頭に擦り傷があった。自転車のハンドルを握ったまま、警察官が駆け付けるまでの約1時間、幅約3メートルの歩道の脇に立っていたという。意識はあるが、署員の問い掛けにほとんど答えられない状態だった。
22日午前0時すぎ、宮城県美里町中埣の県道で頭から血を流している男性が、自転車の脇に立っているのを通行人が見つけました。警察が、自転車の防犯登録番号や聞き込み捜査などを進め、男性は、大崎市古川馬櫛の職業不詳、木村護さん60歳とわかりました。
18日午後4時半ごろ、宮城県美里町青生の跨線橋で、小学校高学年の女児=同町=が徒歩で下校中、後ろから近づいてきた男に「殺すぞ」と脅された。男は逃走しており、県警遠田署は脅迫事件として行方を追っている。
同署によると、女児は当時1人。ランドセルにつけていた防犯ブザーを鳴らそうとしたところ、腕をつかまれたが、けがはないという。帰宅後、母親が110番通報した。
女児の話によると、男は身長160~170センチで、黒っぽいTシャツとパーカー、紺色の長ズボンを着用。いずれも黒色の野球帽、サングラス、マスク、手袋、リュック、靴を身につけていたという。