今月7日、八代市の市営団地の1室で、73歳の女性が死亡しているのが見つかった事件で、警察は同居していた24歳の孫を殺人の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、八代市三江湖町の市営団地に住む無職、川西里佳容疑者(24)です。
警察によりますと、川西容疑者は今月上旬、自宅の市営団地の1室で、同居していた祖母の中山睦子さん(73)を殺害したとして、殺人の疑いがもたれています。
警察が詳しく調べた結果、中山さんの死因は、首を強く圧迫されたことによる窒息死だったと見られることが分かりました。
川西容疑者は今月7日の未明に、八代市内の別の場所に住む母親に「おばあちゃんを殺してしまった」と電話をしていて、通報を受けて駆けつけた警察官らに意識がもうろうとした状態で発見され、病院で手当てを受けていました。
現場からは犯行をほのめかすメモ用紙が見つかっていて、警察は川西容疑者の容体が回復したことから、10日、逮捕しました。
調べに対し川西容疑者は「間違いないです」などと供述し、容疑を認めているということです。
川西容疑者と中山さんは2人で暮らしで、警察は動機やいきさつなどを詳しく調べることにしています。