8日、金沢市内で祖父の首をひもで締めて殺害したとして、孫の男が逮捕された事件で、警察は、犯行は祖父のテレビを奪って換金し、現金を得るためのものだったとして、容疑を強盗殺人に切り替え男の身柄を金沢地検に送りました。
この事件は8日、金沢市の住宅で、北嶋誠吉さん(71)の首をひもで締めて殺害したとして、同居する孫の北嶋祥太容疑者(23)が殺人の疑いで逮捕されたものです。犯行後、北嶋容疑者は誠吉さんの部屋にあったテレビをリサイクルショップで換金し、その金でパチンコをしていたとみられています。調べに対して北嶋容疑者は「金がほしかった」と供述しているということで、警察は、テレビを奪って現金を得るために犯行に及んだとして、容疑を強盗殺人に切り替えて身柄を金沢地検に送りました。
捜査関係者によりますと、北嶋容疑者が犯行に使ったひもは自宅にあったものとみられ、犯行後、ひもや遺体を放置してそのまま立ち去ったということです。警察は、金を目的とした突発的な犯行の可能性もあるとみて、調べを進めています。