元女子プロレスラーの長与千種さん(53)が、夫婦ゲンカの仲裁に入り、相手の男から髪をつかまれる暴行を受けた。長与さんは先ほど取材に応じ、その時の状況を語った。
19日午後1時頃。左手に痛々しい包帯姿でやってきたのは元女子プロレスラーの長与千種さん。集まった大勢の報道陣に少し戸惑いながらも当時の様子を詳細に語った。
「ホテルに向かっている最中に大きなパーキングがありまして、そこを通っていったら女の人の悲鳴が聞こえて、最初はじゃれあっているのかと思ったが、それが『助けてー』と聞こえて。『やばいやばい』と(声が聞こえる)上に上がっていったら、(男が)女性の上に乗っかっていて、足と首をとっている状態。『何やっているの?』と言っても『大丈夫大丈夫』と。とりあえず起こして『起きよう、女の子楽にしようよ』と持ち上げて、手を離した途端、髪の毛持たれて引きずられて」
「髪の毛がブチブチブチと抜けるのがわかって、自分の顔が下(床)についちゃう危ないと。どうしよう何もできないと思って。こっちの手(左手)だけ持っていかれて、その時に骨に違和感があって。あーやっちゃったと。でもこっちだけは、この人を離すと何しでかすかわからないと」
「『じゃあ教えてやる』と『俺の女房だから』と。『俺の女房に何しようと勝手だろう』と。自分、仕事柄、絶対に手を出せないので、頭を持っていかれた瞬間に本当は怒りMAXに来ているんだけど、それをやってしまうとダメなので、されるがままの抵抗みたいな。指をはく離骨折はしているんだけど、もう一回あやしいところがあるので、(東京に)帰ってから主治医に診てもらって、診断書を送ったりしないといけない。当たり前のことを当たり前のようにしただけなので、少しでも世のためになれば良かったです。プロレスラーが」
警察は暴行の疑いで現行犯逮捕した20代の男から事情を聞くなどして詳しい状況を調べている。