芸能事務所で働いていた男性が、2015年12月に東京都内で開かれた会社の忘年会で、煮えた鍋の中に頭を押さえ付けられたと訴えている問題で、社長が22日、共同通信の取材に応じ「頭を押したことに間違いない。やけどを負わせて申し訳ない」と謝罪した。同日付で社長を退いたことを明らかにした。
男性は22日に開いた記者会見で「社長は頭を押したことも認めなかった。謝罪の言葉もなかった」としたが、社長は忘年会の翌日に見舞いに赴き謝罪したとしている。社長によると、男性は忘年会の幹事だった。
翌21日早朝、友人に連れられ、救急外来で診察を受けたところ、顔面第2度熱傷、皮膚感染症、湿疹と診断された。Y社長は一夜明けたこの日、Aさんの自宅を訪れたが、「お前、自分から(鍋に)顔つっこんだよな。何日後から仕事できるの?2、3日後にはできるでしょ」と言葉をかけたという。