1日午前7時ごろ、茨城県古河市旭町2の用水堀で、同市諸川の土木業、山口勝己さん(32)運転の乗用車が転落しているのを近所の男性が発見し、110番した。山口さんは病院に運ばれたが全身を強く打ち死亡した。
県警古河署によると、同日午前2時40分ごろ、同市東3の市道交差点で、パトロール中の同署員が信号無視した山口さんの車を確認。停止させようと、パトカーのサイレンを鳴らして約500メートル追跡したが、見失ったという。
現場の用水堀は最大幅約8メートル、深さ約4.5メートル。パトカーが追跡を始めた地点から約1.2キロ離れていた。車は水深約1.5メートルの水中に沈んだ状態で見つかった。
同署の矢川春樹副署長は「現時点でパトカーの追跡行為に問題があったとは考えていない」としている。