◆ 少年犯罪 厳罰化が進む背景


別に「厳罰化」を望んでるわけやないと思うで。

やった「罪」に対して、大人だろうが少年だろうが同じ「罰」を与えろって言うとるだけやん。

それを「厳罰化」って言うならそうなんやろうけど、ニュアンス的には「罰を厳しくしろ」って事よりも、「結果が重大なんやから、大人も少年も区別するな」って事なわけで、「厳罰化」をはちょっと違うと思う。

少年法は少年の可塑性に着目しているとされています。可塑性とは、成長によって人格が柔軟に変化していくことであり、すなわち少年は成人よりも更生の余地が大きいことが期待されています。更生して社会復帰することが許せないと考える人もいますが、本当の更生とは自分が犯してしまった罪の重さと生涯向き合わなければならないことであり、罪と向き合いながら社会生活を送ることも、償いの一つという考え方もあるでしょう。

確かに、大人に比べりゃ、「更正」とやらの可能性は高いとは思うけど、個人的には「更正」とやらをさせる必要性ってのがよう分からん。

加害者側からの視点に立ちゃ、「罪を憎んで人を憎まず」って言葉もあるから、ちゃんとした教育さえ受けりゃやり直せるって考え方も分からんでもないんやけど、殺された方はやり直せんわけで、被害者遺族は、相手が大人だろうが少年だろうが関係ない。

被害者遺族に「相手が少年やから諦めろ」って、何で言える?

考えるべきは、少年の更生よりも、被害者遺族がどうして欲しいかやないんかね。

『刑法は、遺族の「処罰感情」を満たす為にあるんじゃない』とは言うけど、「殺人」に関してだけは、これを満たしてくれんと、遺族は我慢するしかない。

何で、被害者側が我慢せなあかんの?

「殺人」以外は、どんな犯罪もある程度は「原状回復」させられるけど、殺人だけは取り返しがつかんのやで。

殺人以外の犯罪は、「教育刑」って考え方でええと思うし、教育をするからにゃ、大人と少年の区別はあってもええと思う。

ただ、殺人だけは「応報刑」以外にないやろ。

「厳罰化」を求めてるんやなくて、ここに大人と少年の区別はいらんって言うとるねん。

結果として人が死んだ犯罪以外で、「少年法」についてヤイヤイ言うてる人ってそんなにおらんやろ。

罰によって「犯罪を抑止する」って事よりも、人を殺した人間に更正が必要なのかどうか、何で生かしとかなあかんのか、そこをよく議論して欲しいもんですな。

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