今月15日、熊本県あさぎり町で男が女性を刺し、逃走していた事件で、ベトナム国籍の男が強盗殺人未遂の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、ベトナム国籍のグエン・ゴツク・ズアン容疑者(23)です。
警察によりますと、グエン容疑者は15日午前2時ごろ、熊本県あさぎり町の路上で通りがかった女性の背中を刃物で刺して、殺害しようとし、女性の携帯電話を奪った疑いです。女性は全治3か月の大けがです。
グエン容疑者は16日、福岡空港からベトナムに帰国しようとしていたところを捜査員に発見されました。
日本・ベトナム経済連携協定は、物品及びサービスの自由化及び投資の円滑化、自然人の移動、知的財産等の幅広い分野での協力等について2国間で締約した協定で、2009年10月1日に発効しました。
2 ベトナム人犯罪組織等の動向
ベトナム人による刑法犯の罪種別検挙状況では、万引きの検挙件数に占める比率が他の罪種と比 べて高く、全体の72.0%(2,556件中1,841件)を占めており、過去10年間の刑法犯検挙状況の推移 をみても、一貫して万引きの比率が高い。 平成27年中のベトナム人による刑法犯の検挙件数は2,556件(前年比584件(29.6%)増加)、同人 員が1,475人(同339人(29.8%)増加)と、前年より検挙件数・人員共に増加した。 17年以降の刑法犯の検挙状況の推移を見ると、検挙件数は20年まで右肩上がりで上昇した後、23 年までは横ばい状態が続き、24年、25年は減少に転じたが、26年から大幅に増加している。一方で 検挙人員は24年までは500人から700人の間で推移していたが、25年に800人を超え、26年は記録が残 る昭和55年以降で初めて1,000人を超え、27年は約1,500人近くまで増加している。