「餃子の王将」が、「大阪王将」のCMについて同社に苦情が寄せられているとして、「全く無関係」とコメントを発表しています。 問題のCMは、大阪王将の冷凍食品「大阪王将 羽根つき餃子」のもの。10月19日から放送されており、鈴木奈々さんが「これは腰つき、これは羽根つき」と歌いながら腰を回す内容に「下品」などの声が上がっています。
お客様各位
大阪王将「羽根つき餃子」CМについて
現在、イートアンド株式会社の運営する「大阪王将」の冷凍餃子商品のTVCMについて、
表現が下品であるなどの苦情、ご意見が当社に対し、多数寄せられております。
当社「餃子の王将」とイートアンド社との誤認をされましたお客様には、
ご迷惑をお掛けしておりますことお詫び申し上げます。
しかしながら、
当社「餃子の王将」は、「大阪王将」とは 資本関係も業務提携関係にもない、
全く無関係の類似会社です。
したがって、「大阪王将」のCMに関して、当社「餃子の王将」は、全くの無関係です。
加えて、当社「餃子の王将」は、「羽根つき餃子」を含め、「冷凍餃子」の販売は
一切行っておりません。
当社「餃子の王将」の餃子は、店舗でのみ購入いただけます。
お客様におかれましては、くれぐれも同社との混同をされませんよう改めてご報告、
お願いさせて頂きます。
餃子の王将 一同 これからも お客様に褒められる店づくりを目指し邁進してまいります。
株式会社 王将フードサービス
餃子の王将
のれん問題
大阪王将(イートアンド)
王将フードサービスとは別に、イートアンドが展開する「大阪王将」と名のつく中華料理店が多数存在する。大阪王将は王将フードサービスの創業者の親類が独立して同名の「餃子の王将」として始めたものだが、その後「大阪王将食品」として法人化してチェーン展開を始め、王将のお膝元である京都にも出店したことから、事態を重く見た王将フードサービスは大阪王将食品に対し店舗名に「王将」を使用しないよう求めたが折り合いが付かず、訴訟となった。訴訟は裁判所の勧めもあり、その後和解で決着。和解内容については、王将フードサービスは「餃子の王将」として、また大阪王将食品(当時。後に「イートアンド」と改称)は「大阪王将」または「中華王将」としてそれぞれ「王将」を使用できる折衷案的なものとなった。但し、掲げる文字通り看板と言っても良い「餃子の−」という下りは本家である王将フードサービスと後述の鹿児島王将のみに認められた。また、赤・黄・緑を使った表示も同様。こういった店名や商品名などの商標に関する裁判のケースは少なくない。