SNSで知り合った女子高校生6人にわいせつな行為をしたうえで、裸の映像を撮って関係を続けるよう脅したとして、千葉県警は住所不定、無職の古舘弘行容疑者(32)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反と強要未遂などの疑いで逮捕、送検し30日に発表した。県警は被害者が今回の6人を含め、30都道府県の計56人に及ぶとみている。
容疑は2014年5月〜今年3月、東京都、岩手県、富山県、愛知県のホテルで女子高校生6人にわいせつな行為をして撮影し、「インターネットに流す」などと脅して関係の継続を強要しようとしたというもの。「裁判で話す」と述べ、認否を留保していたという。現在は起訴され公判中。
県警によると、古舘容疑者はインスタグラムや出会い系アプリなどで被害者と知り合い、「10万円払うから援助交際をしないか」と誘っていた。わいせつ行為をしても現金は渡していなかったという。
県警は千葉県内の少女から被害届を受理し、古舘容疑者を今年3月に逮捕。余罪について調べ、再逮捕や追送致を繰り返してきた。
蕨署は20日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで、東京都東久留米市の無職、古舘弘行被告(23)=同罪で起訴=を再逮捕した。
調べでは、古舘容疑者は4月13日、福島市のホテルで「プロフ」と呼ばれる携帯電話の自己紹介サイトで知り合った県立高1年の女子生徒=当時(15)=に、現金数万円を渡しわいせつな行為をした疑い。容疑を認めている。古舘容疑者は、同じ手口で私立高3年の女子生徒(17)に現金を渡しわいせつな行為をしたとして、4月28日、同容疑で逮捕されていた。