奈良県警は20日、郡山署地域課巡査、平嶋健冴容疑者(20)=奈良市六条2=を道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕した。県警によると、「事故を起こした認識がないので逃げたつもりはない」と容疑を否認しているという。
逮捕容疑は20日午前7時35分ごろ、乗用車で自宅近くの駐車場から出ようとした際、市内の団体職員の男性(67)をはね、腰に約2週間のけがをさせながら、そのまま走り去ったとしている。
県警によると、平嶋容疑者は出勤途中。発生直後に現場で倒れている男性を通り掛かった男子高校生が見つけ、近くの交番に直接通報。この高校生が車のナンバーを覚えていたという。
県警の中岡伸一首席監察官は「職員の指導を徹底し再発防止に努める」とコメントした。