北海道登別市の道道で、専門学校生が飲酒運転の車にはねられ死亡した事件で、札幌地検は12月20日、運転していた39歳の男を、自動車運転過失致死罪より罪の重い、危険運転致死罪で起訴しました。
危険運転致死などの罪で起訴されたのは、登別市の会社員、藤森雄三被告(39)です。
起訴状などによりますと、藤森被告は11月27日、登別市の道道で、酒気帯びのまま赤信号を無視して猛スピードで車を運転し、横断歩道を渡っていた専門学校生、森口修平さん(19)をはね、死亡させました。
藤森被告は、「信号には気付かなかった」と話していましたが、車の同乗者が「(信号が)赤だよ」と指摘していました。
藤森被告は「スピードを上げた自覚はあった」とも話していました。
藤森被告は、自動車運転過失運転致死などの容疑で逮捕、送検されていましたが勾留期限の20日、札幌地検は、事故の状況などの捜査の結果、より刑罰の重い、危険運転致死傷の罪に訴因を切り替えて、起訴しました。