三宅真人記者:「函館市にある朝鮮総連が入る建物です。木造船が立ち寄った島の被害の弁償を、朝鮮総連が漁協などに申し出ていることが分かりました」
自称・北朝鮮籍の船長ら3人は、松前小島の小屋から発電機を盗んだ疑いで12月、逮捕・送検されています。
他にも電化製品などが無くなったり、壊されたりしていて、被害総額は、1600万円以上とみられています。
関係者によりますと、このうち漁協などの被害約790万円について、朝鮮総連が日本人の仲介者を通して、漁協などに、弁償を申し出ていたことが分かりました。
松前さくら漁協 佐藤正美組合長:「私どもとしては、補償に向けた話し合いをできるということは、大きな前進なのではないかと思っています」
朝鮮総連・函館支部の担当者は、取材に対し「何も話せない」とコメントしています。
捜査関係者によると、同社は東京地裁が資産の差し押さえ手続きを開始した2016年末、同社名義など数十口座から計約8000万円を引き出し、強制執行を妨害した疑いが持たれている。口座記録などから、現金は数日の間に一斉に引き出され、一部は総連系の金融機関や関連団体に流れていたという。
回収機構は02年、「朝銀東京信用組合」(02年に解散)から同社に対する債権約10億円を引き継いだ。しかし返済は進まず、回収機構は同社の預金約1億3000万円の差し押さえを東京地裁に申し立てていた。金剛保険は「担当者が不在でコメントできない」としている。