◆ 養護施設 地元反対で移転断念

「学校が荒れる」なぁ。

児童養護施設に入ってる子ってのは、家庭環境が理由で親と一緒に住めん子が入る施設やから、非行に走るケースが多いやろうから、そんな子が町に来れば「学校が荒れる」ってのも分からんでもないけど、可哀想な子供なんやから受け入れてやりゃええのに。

まぁ、保育園ですら反対されるんやから、児童養護施設なら尚更か。

岐阜県関市の児童養護施設「美谷学園」が、山県市内に施設の一部を移転新築する計画を断念した。移転先の地元自治会の「反対」が理由だ。ただ、その理由には学園側が「偏見だ」と訴えるものもあった。

関市の山あいにある美谷学園の現施設は老朽化に加えて、通学に不便で進路選択にも影響していた。学園は来年4月開設を目指し、現施設(定員74人)の隣接地に新施設(同45人)と山県市内にグループホーム(同16人)の二つを建てる計画だった。

だが移転先の自治会は16年9月、同じ中学校区に別の児童養護施設があることなどを理由に、住民計約1300人分の署名を添えて建設反対の陳情書を市に提出した。学園による複数回の住民説明会を経ても態度は変わらなかった。


既に同じ中学校区に別の児童養護施設があるんか。

1つも2つも変わらんような気もするけど、地域住民からしたら「何でここだけが」って思いも出て来るやろうし、何かしらトラブルがあった経験から言うてる面もあるやろうし、こりゃ難しいか。

地元の二つの自治会が山県市に出した陳情書には、施設建設反対の理由の一つに「生活環境や地域住民だけでなく、学校や子どもたちにも著しい影響を与えると懸念」とあった。「中学校が『荒れた』過去があり、また起こる心配がある」と取材に語る男性もいた。

美谷学園の森川理事長は「施設の子が悪い子という決めつけ、偏見だ」と憤る。地元の賛同がないまま補助金申請に動いたのは「撤退すれば学園が偏見を認めたことになる」からだと説明する。


地域住民が反対する理由も分からんでもないんやけど…

美谷学園

地域の高齢者とのふれあい交流会

地域内の高齢者方を施設に招き、子どもとともに座談会、レクリエーション、入浴、会食を通じ、高齢者方への思いやりと、子ども自らの孤独感の解消を図っている。


こういう取り組みもしてるんやし、もう少し理解があってもええと思うんやけどねぇ。

都会ですら保育園が建てられんほど閉鎖的やのに、田舎なら尚更か。

まぁ、既に1つは受け入れてるんやし、もうええがなってのも強いやろうし、「誰が何と言おうと嫌なもんは嫌」って意固地になってるやろうから、こりゃ説得するのは無理っぽいな。

ただなぁ、田舎なんやから、過疎化を防ぐ為にもこういう施設を受け入れた方が色々とメリットがあるんやけどなぁ。

老い先短い年寄りにとっちゃ未来の話なんかどうでもええか。

何にしても、保育園の建設も反対する、恵まれない子供の為の施設の移転も反対する。

それが、今の日本の社会って事ですな。




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児童養護施設の子どもたち(1)~哀しみの現実~


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