秋田市の千秋公園に16日、秋田犬と気軽に触れあえる施設がオープンした。「ザギトワ効果」もあって人気が沸騰し、観光関係者の間で引く手あまたの一方、飼い主が飼いきれずに手放し、殺処分されている現実もある。
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■飼育放棄、後絶たず 殺処分ゼロめざし引き取り手募集 もてはやされる一方で、飼育放棄された秋田犬の殺処分も後を絶たない。 社団法人「ONE FOR AKITA」(秋田市)は、雄の「疾風(はやて)」の引き取り手を募集している。 疾風は1歳前後の赤毛(茶色)で、体重約35キロ。前飼い主が飼育放棄し、宮城県内で保護された。その後、専門のドッグトレーナーがトレーニングと健康改善に取り組んできた。警戒心は強いが、慣れれば甘えん坊だという。 引き取りを希望する人は、メールで同法人に申し込み、面会受諾のお知らせを受ける。応募多数の場合は、面会できないこともある。譲渡時には去勢手術代やワクチン代などの実費(7万円ほど)が必要になる。
当社団法人では、今年3月8日の設立後、国内における秋田犬の犬籍登録数の減少および殺処分など、秋田犬の課題解決を目的とした活動「ONE FOR AKITAプロジェクト」を実施。約2ヶ月を経て、各企業様によるご支援、ならびに、当社団法人の秋田犬関連グッズの販売により集まった秋田犬保存会に対する寄付金は242,589円となりました。これを資金として、飼育放棄により保健所へ収容されている秋田犬の保護活動を開始し、この度、2頭の秋田犬を保護を致しました。
現在、秋田犬専門のドッグトレーナーによるトレーニングおよび健康改善を行っており、この度、2頭のうち1頭「疾風(はやて)」の里親を募集致します。「ONE FOR AKITAプロジェクト」実施後、はじめて救われた命となります。家族として大切に育てて頂ける方のご応募お待ちしております。