福岡・久留米市の建設会社で、男性従業員の手の指、数本をペンチで挟んでつぶし、骨を折るなどの重傷を負わせた疑いで、この会社の社長とみられる男が逮捕された。
傷害の疑いで逮捕されたのは、久留米市の野崎研二容疑者(45)。
警察によると、野崎容疑者は10月15日、久留米市荒木町の建設会社の事務所で、従業員の男性の両手の指複数本をペンチで挟んでつぶしたり、ねじったりするなどして、骨折などの重傷を負わせた疑いが持たれている。
野崎容疑者は、この建設会社の社長とみられ、被害に遭った従業員の男性の家族が警察に相談し、発覚した。 警察の調べに対し、野崎容疑者は「知らない」などと容疑を否認していて、警察は犯行に至った経緯や動機を調べている。
福岡県は、福子建設(久留米市荒木町)の指名停止を発表した。
処分期間は2009年11月27日から12月26日までの1ヵ月間。
処分理由は、久留米県土整備事務所発注の歩道バリアフリー化工事現場において、同社社員で同工事の現場代理人が、同僚作業員の顔を数回けり、打撲などの軽傷を負わせたとして11月16日、福岡県警から傷害容疑で逮捕されたため。
処分の原因となった事実
福子建設の代表者は、傷害罪により平成26年5月27日に福岡地方裁判所久留米支部から懲役1年(執行猶予5年)の判決を受け、翌月11日にその刑が確定しており、建設業法第8条7号の欠格要件に該当する。
このことは、同法第29条第1項第2号に該当する。