奈良県警は8日、奈良市の東大寺で国宝の法華堂(三月堂)に落書きが見つかったと発表した。とがった硬いもので刻まれたとみられ、県警は文化財保護法違反の疑いで捜査を始めた。
奈良署によると、西側の高欄(欄干)の西面に縦約10センチ、横約40センチの範囲で、ハングルのような3〜4文字と、目のような絵が書かれていた。
東大寺の職員が見つけ、午後5時50分に寺から県警に通報があった。同署は近くの防犯カメラの映像の分析などを進める。
第百九十五条 重要文化財を損壊し、き棄し、又は隠匿した者は、五年以下の懲役若しくは禁錮又は三十万円以下の罰金に処する。