21日夜遅く福島県小野町の家族9人が暮らす住宅が全焼し焼け跡から6人が遺体で見つかりました。警察によりますと、家族9人のうち7人と連絡が取れなくなっていて警察が身元の確認を進めています。
21日午後11時すぎ、福島県小野町飯豊荒屋敷の塩田恒美さん(61)の住宅から火が出ていると近所の住民から通報がありました。
警察などによりますと火はおよそ1時間後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅1棟と倉庫1棟が全焼し、焼け跡からこれまでに6人が遺体で見つかりました。
警察によりますとこの住宅には4世代の9人が暮らしていたということです。これまでに大人の男女1人ずつの合わせて2人とは連絡がとれたものの7人とは連絡がとれていないということです。 また、近所の複数の住民はこのうち4人は、小学生以下の子どもだと話しています。
警察は見つかった遺体は連絡が取れていない家族7人のうちの6人と見て、身元の確認を進めるとともに詳しい状況を調べています。
この火事で連絡が取れなくなっているという30歳の女性と生まれた年と誕生日が同じで、保育園の頃からのつきあいだという友人の女性は「つい2日前に連絡を取ったばかりで3歳になる子どもも同級生でよく遊びに行っていました。まさかこんなことになるとは」と涙を流しながら話していました。